母からメールが入ってました。
『甘エビが着てるよ』
もう一通入ってました。
『生きた甘エビか着てるよ』
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・生きた?
なんのこっちゃと、エビを送ってきそうな人物は脳内検索するまでもなく姉さんことリベザルさんしかいないのですが、甘エビ?
毎年送ってくれるのは桜海老なので違和感を感じつつ、まぁ、母が間違えたんだろうと結論付け帰宅。
うん、母よ、疑ってごめんね。
生きてた。
甘エビ生きてたよ。
そして送り主は姉さんの名を使った姉さんの親父さまだったよ!
何重にも仕掛けられたドッキリに私はどうしたらいいのかわかりません!
とりあえず姉さんに連絡。
『生きてる・・・・だと・・!?』
折角なので活きのいい内に食べてしまおうと袋から解き放つと、甘エビびちびちしてるし、つぶらな目で見てくるし、良心の呵責を感じて目をそらさずにはいられませんでした。
食べたけど。
出来るだけ既に昇天済みのエビーさんからいただいてましたが、結構な確率でびちびちしてたので、早い段階で生エビーさんとご対面。
すごく・・・・・びちびちです・・・・・
さり気にビビリの私はまずエビのあの長いヒゲを掴み、海水から引っ張り上げ、ドキドキしながら頭と胴の間を親指と人差し指で摘み、そこから対峙すること数分。
命の重み、弱肉強食の食物ピラミッドを考え、意を決して最後の抵抗を試みる甘エビに怯むことなくいただきました。
嘘つきました。
ちょっと勇気ある風に盛りましたごめんなさい。
超怯んでいちいちギャーだとか、イヤーだとか叫びながら格闘しました。
おいしかった・・・・おいしかったよ・・・・・・・
最後に残った飛び切り活きのいい2匹はもう格闘する勇気もなかったので、酒蒸しにしました。
甘エビってあんなに歯ごたえのあるものだって知らなかったよ。
今まで食べてたのはなんだったんだ・・・・
しかしあれです。
あんなに切ない気持ちでエビを食べたのは初めてです。
新鮮な甘エビはまた食べてみたいと思うものの、もう2度と生きたえびを剥きたくない私の気持ちはどうすればいいのか・・・・
ありがとう、ありがとう姉さん・・・・
トラウマをありがとう・・・・・・
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